セラミックスは電気を通さない絶縁体として有名ですが、放電加工液にアルミ粉末を混ぜることで放電加工が行えます。
放電加工は通電性のある素材・材料にしか利用できません。なので、従来であれば基本構造が絶縁体として有名なセラミックスは放電加工が不可能でした。しかし、放電加工の専門会社である橋川製作所では長年の研究を経て、炭化ケイ素(SiC)・ジルコニア・アルミナなどの導電性セラミックスの高精度かつ高品質な放電加工を可能にしています。
セラミックスは、軽量かつ硬度があり、長寿命化を図れるなど、豊富な特性を持つ実用性の高い素材です。このような特性を余すことなく発揮するためにも、高品質な微細加工は必須でしょう。
このことからも、放電加工を依頼するなら、QCDのしっかりした会社を選ぶことが大切です。
マイクロレンズアレイ用の金型を製作。炭化ケイ素系セラミックスを使用したことで、高温に対する強度が高まり、さらに離形性にも優れた金型が完成しました。
加工には、工具を使わずに高速加工できるレーザー形彫り加工機を採用。面仕上げにはダイヤモンドコーティングされたボールエンドミルを用いたことで高品質を実現しています。
ジルコニア系のセラミックスを加工した事例です。橋川製作所独自の形彫り放電加工技術を用いて、高精度加工を施しています。
橋川製作所はセラミックスへの対応力に優れた放電加工会社です。熱心な研究と豊富な経験により培ってきたノウハウを活用してセラミックスの特性に応じて加工。高速・高品位・高精度な追加工により、顧客ニーズを満たしています。
ワイヤーカットと放電加工を用いたタップ加工の事例です。高精度加工が可能な設備力と、その機械を扱う優れた技術力を持つナムテクノ。電導性セラミックスを含む、難加工材の加工を得意としています。
ワイヤーカット、細穴放電加工を活用してセラミックスの加工に取り組んでおり、ニーズに応じた加工が可能です。
非常に軽量でなおかつ耐食性が高いセラミックスは、携帯電話などの電子機器の部品や、耐摩耗性・耐熱性を活かして精密レンズの金型などに使われます。
セラミックスの特徴は、非粘着性・軽量・超硬・耐熱性・耐食性・長寿命などです。セラミックスの製造に用いられる素材には、アルミナ・ジルコニア・強化アルミナ(ジルコニア添加アルミナ)・炭化ケイ素(SiC)・窒化ケイ素(SiN)・窒化アルミ(AlN)などが挙げられます。
使用される原料によって、特性に違いが現れるため、セラミックスに関する深い知識がなければ、特性に応じた放電加工が行えません。適切な加工を行わないと、低品質な製品に仕上がることもあるでしょう。
なので、セラミックスの放電加工を依頼する際は、用途・目的に合わせて、適切な加工条件の設定や工程を組んでいる加工会社に依頼すべきです。
※選定条件
2021年10月4日時点で「放電加工会社」とGoogleで検索し上位表示された放電加工会社57社を調査。下記条件全てに当てはまる会社をピックアップしました。
・品質=技術力として「加工精度3μm以下」
・価格=「安価・低価格の明記」
・納期=「短納期対応の可否」